2011年F1第6戦モナコGPが5月28日(土)、モンテカルロ市街地サーキット(1周/3.340km)で2日目を迎え、現地時間11時(日本時間18時)から60分間、フリー走行3回目が行われ、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がトップになった。
セッション開始直後、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)がトンネルの先でクルマを大破させる大クラッシュに見舞われるという波乱で幕を開けたこのセッション。このクラッシュでセッションは赤旗中断となったが、広範囲に破片が飛び散ったため、約14分という比較的長い中断になった。
セッションが再開すると、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がトップタイムを記録。その後、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がアロンソのタイムを更新してトップに立った。そして、各車がソフト側タイヤでの走行を始めると、再びアロンソがトップタイムを更新した。
しかし、残り5分になったところでビタントニオ・リウッツィ(ヒスパニア・レーシング)が1コーナーでクラッシュ。これでこのセッション2回目の赤旗中断となった。だが、コースマーシャルの迅速な作業により、わずか数分でリウッツィのクルマは撤去され、残り2分の時点でセッション再開となったものの、アロンソのタイムを上回るドライバーは現れず。
結局、アロンソがこのセッションのトップとなった。アロンソのタイムは1分14秒433だった。
2番手から5番手までの結果は次のとおり。
2番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)1分14秒996、3番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)1分15秒024、4番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)1分15秒245、5番手ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)1分15秒310。
小林可夢偉(ザウバー)は14番手だった。
モナコGP公式予選は、このあと現地時間14時(日本時間21時)から始まる。
・【結果】モナコGPフリー走行3回目、各ドライバーのタイム、タイム差など