F1 モナコGPフリー走行3回目、詳細レポート

2011年05月28日(土)

2011年F1第6戦モナコGPが5月28日(土)、モンテカルロ市街地サーキット(1周/3.340km)で2日目を迎え、現地時間11時(日本時間18時)から60分間、フリー走行3回目が行われ、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がトップになった。

セッション開始時の天候は晴れ、気温21℃、路面温度は36℃。このセッションでまずタイム計測に入ったのはメルセデスGPの2台。ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)がタイムを記録すると、少し遅れてチームメートのニコ・ロズベルグもタイム計測に入った。

しかし、1周目の計測ラップでロズベルグは、トンネルを抜けた先にあるヌーベル・シケイン手前でバランスを崩し、高速のままアウト側のガードレールに激突。コントロール不能の状態でシケインに突っ込み、シケインの少し先でクルマがようやく停止した。これでセッションは赤旗中断となった。

ロズベルグのクルマは、大破しながら広範囲に破片をまき散らしていたことから、クルマの撤去やコース上の清掃には、約14分という長い時間がかかった。

開始から21分の時点でセッションが再開すると、各車が続々とコースインしてタイム計測を開始。目まぐるしく順位が変わったが、多くのドライバーが1分18秒台から1分17秒台で走行している中、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が1分15秒台のタイムを記録してトップに。アロンソはその後も自身のタイムをさらに更新しながら走行を続けた。

残り約25分、シューマッハがソフト側のタイヤでコースイン。シューマッハは、それまでのタイムを約2.4秒上回る自己ベストを記録し、2番手に浮上した。その直後、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップタイムを更新。ベッテルはハード側のタイヤを装着している。

残り約15分、ほかのクルマも続々とソフト側のタイヤでコースイン。アロンソが1分14秒台のタイムを記録して再びトップに。アロンソから約コンマ5秒遅れてジェンソン・バトン(マクラーレン)が2番手、そしてフェリペ・マッサ(フェラーリ)が3番手につけた。

残り約5分、多くのクルマがソフト側のタイヤでコースインする中、ビタントニオ・リウッツィ(ヒスパニア・レーシング)が1コーナーでクラッシュ。これでこのセッション2回目となる赤旗が出され、再びセッション中断となった。しかし、コースマーシャルが迅速な作業で即座にリウッツィのクルマを撤去。残り2分の段階でセッションが再開された。

だが、誰もアロンソのトップタイムを上回ることはできず、アロンソがトップのままセッション終了となった。

【結果】モナコGPフリー走行3回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

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