F1バーレーンGPを年内に開催するのか、3日(金)に最終決定が下る予定だが、元F1チャンピオンはレースを開催するべきではないと語っている。
バーレーンGPは当初、今季の開幕戦に予定されていた。しかし、大規模な反政府デモにより国内情勢が不安定になったことから、予定されていた日程での開催を中止。現在は、延期という扱いになっており、F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)は、3日までに年内開催の可否を判断するようバーレーン側に指示していた。
3日には、FIAのモータースポーツにかんする意志決定機関、世界モータースポーツ評議会の会議が行われ、この場でバーレーンGPの問題も決着する見通しだ。数日前にはバーレーンの緊急事態宣言も解除され、開催が実現する可能性もあるという意見も出ている一方、いまだデモ隊と治安部隊の衝突が続いているとの報道もある。
この問題について、1996年のF1チャンピオンであるヒルは、『Daily Mail(デイリー・メール)』へこう語った。
「支払い能力があるのかという点だけで、その国でのレース開催を決断するべきではない」
「非常に不安定な情勢になっており、F1も無関係ではないのだから、F1はバーレーンでのことを直視するべきだ」