レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、同チームに所属するマーク・ウェバーが2012年も残留するとほのめかしている。
レッドブルのモータースポーツコンサルタントであるヘルムート・マルコは、もしウェバーが今季限りでチームを離れた場合、姉妹チームのトロ・ロッソからドライバーを引き抜くと語り、情報が錯そうしていた。
しかし、ホーナーはカナダでメディアに対して、ウェバーが2012年もチームに残留したいと願っており、チームも同じように考えていると明かした。
「マークは来年もレッドブルの一員でいたいとはっきり述べた。マークとの会話はとても率直なものだったよ」
さらにホーナーは、ウェバーとの話し合いが今後行われ、ウェバーが確かな「モチベーションと情熱」を持っているかどうかが評価の基準となることを明らかにした。
ホーナーは『BBC』に対して、「われわれはマークにモチベーションや情熱があると信じているし、彼がドライバーでいてくれればうれしいよ」と話している。
チームメートのセバスチャン・ベッテルが2011年これまで、圧倒的な強さを見せている中、ウェバーは今週、ピレリタイヤに苦戦しているとコメントした。
「マークはタイヤに問題があり、解消するために一生懸命がんばっている。それでも、マークがチームにいてくれてとてもうれしいよ」とホーナーも、ウェバーがタイヤの使い方に問題を抱えていることを認めた。
その一方で、『Bild(ビルト)』は9日(木)、レッドブルが2012年に向けてほかのドライバーと契約することをもくろんでいると書き立てた。候補としてうわさされているのは、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、そしてニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)の名も挙がっている。
『Bild(ビルト)』は、「問題は誰もベッテルと競争したいと願っていないことだ。ベッテルはあまりにも素晴らしすぎる」と加えている。
また、先日にはフェラーリに加え、レッドブルも小林可夢偉(ザウバー)に興味を示しているとの報道があった。