シルバーストンは、再びイギリスGPを開催できなくなるのではないかという憶測を退けた。
ドニントン・パークが2010年からイギリスGPを開催する予定だったが、作業が進まず失敗に終わった。シルバーストンがF1開催権を再確保し、2010年から新たに17年間の開催契約を締結している。また、同サーキットは、新しくピットとパドックを建設するなど大改修を終えている。
しかし『Telegraph(テレグラフ)』は14日(火)、2009年に利益を生み出したものの、サーキットを所有するBritish Racing Driver’s Club(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ/BRDC)は、2010年に300万ドル(約2億4000万円)の損失を出したという。
損失の理由は、ドニントン・パークでのF1開催が不透明だったために、昨年7月開催の7カ月前にしか、チケットを販売することができなかったと伝えられている。
実際、2010年は収益が23%増加し、BRDC会長のスチュワート・ロルトは、「非常に満足し、勇気づけられた」と主張している。