V6エンジン音、十分にF1らしいものに

2011年07月02日(土)

F1の統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は、現在のV8エンジンに代わって2014年から導入される新V6エンジンについて、それが発する音は十分にF1らしいものとなると主張している。

2006年にそれまでのV10エンジンが廃止されV8に移行したときもそうだったように、エンジンに関するレギュレーションが大幅に変更されるときには、常に、高回転で高出力のエンジンが生み出す独特の音についての議論がなされてきた。

しかし、当初2013年に実施することが提案されていた現在の2.6リッターV8自然吸気エンジンから1.6リッター4気筒ターボエンジンへの変更については、F1最高責任者のバーニー・エクレストンをはじめ、主だったグランプリの主催者たちからも、もしF1エンジンが“ブリキ缶がガタガタいうような音”になればF1開催をボイコットする、というような発言がされるなど、かつてないほどの懸念を生んでいた。

結局、当初提案されていた最大回転数1万2000回転の直列4気筒エンジンではなく、最大1万5000回転のV型6気筒ターボエンジンという妥協案に行きつき、2014年からこれが導入されることとなった。

しかし、6月30日(木)にFIAから出されたリリースによれば、V6エンジンの最大回転数を上げたのは、その音に対する議論とは別の理由からだとしている。

「最大回転数の設定は1万2000から1万5000回転/分に上げられたが、これは出力やエネルギー管理に関して、技術者たちによりいっそう柔軟性を与えるためのものである」

「しかしながら、新しい構造、そしてレブリミット(最大回転数制限)の変更の結果として、エンジン音は違ってくるだろう。しかし、それでもF1らしさは残るはずである」

同時に、FIAの首脳部は新しいV6エンジンは不採用となった4気筒エンジンよりも燃料消費が増えることはないだろうともしている。

「燃料制限は同様に実施される。これにより、取り組むべき課題は最初の計画よりもさらに大きなものとなり、それゆえF1の技術的先進性をさらに拡大することになるだろう」

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