現在レッドブルの最高技術責任者を務めるエイドリアン・ニューイは、最終的にフェラーリでそのF1キャリアを終えることになる可能性を否定しなかった。
圧倒的に今シーズンを支配しているレッドブルに追いつこうとフェラーリが必死になっている中、まずフェラーリが見せる最初の手はレッドブルの有能なデザイナーであるニューイに対して、高額のオファーを出すことだろうとささやかれている。
しかし、ニューイはイタリアの『Tuttosport(トゥットスポルト)』と『Corriere dello Sport(コリエーレ・デロ・スポルト)』に対し、自身が設計した今年のクルマRB7や現在のチームであるレッドブルに満足していると答えた。
「私のこれまでのキャリアは、いくつかチームを変わってきたことで変化に富んだものになったと思う。でも、今はレッドブルにとても満足している。どこかよそで働いている自分なんてとても想像できないんだ」
しかし、フェラーリへの移籍の可能性を全く考えていないか、という質問にニューイは、こう答えている。
「将来のどこかの時点で自分が何をしようとしているかなんて考えていないし、わからないよ」
「いくつかのチームが私に関心を持ってくれており、ひとたびレッドブルでのプロジェクトに区切りがついたときには、そういった機会を考えてみるだろうね」
「でも、もし私が何かほかのことをやるとしたら、それはF1とは全く違う何かだと思うよ」