小林可夢偉、F1トップチーム移籍を視野に ザウバーとの契約更新報道を否定

2011年07月10日(日)

イギリスGPで予選の自己最高位を更新した小林可夢偉(ザウバー)。ザウバーとの契約更新間近と報じられたばかりだが、トップチームへの移籍も視野に入れているという。

数日前には、ザウバーが本拠地を置くスイスの『Blick(ブリック)』紙が、間もなく可夢偉とザウバーの契約更新が発表される見通しだと報じていた。

可夢偉は、コース上での追い抜きを繰り返す積極的な走りや、安定度が増した今シーズンのパフォーマンスによってF1界での評価を高めており、トップチームも可夢偉に興味を持っていると言われる。元F1ドライバーで、現在はイギリスのテレビ局『BBC』のF1中継で解説者を務めるマーティン・ブランドルも、「世界クラスのドライバー」と可夢偉を評していた。

そんな中で可夢偉は、『AFP通信』へ次のように語り、契約更新間近との報道を否定しつつ、トップチームへの移籍を視野に入れていることを示唆した。

「ザウバーはF1を学ぶのにいい場所です。(自動車メーカーの支援を受けていない)プライベートチームで、もし何かがうまくいかなければ、ペーター・ザウバー(チーム代表、チーム創設者)が話しかけてきて、僕は進歩しなければいけません」

「いい経験になっていますよ。でも、まだ9戦以上残っていますし、(今後のことについて)話すには早すぎます。レッドブルやマクラーレンはトップチームですが、あそこに空席はなさそうなんですよね」

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