イギリスGP、で自身に課せられたチームオーダーを拒否したマーク・ウェバー(レッドブル)だが、彼のマネジャー、フラビオ・ブリアトーレは、ウェバーの行動を非難し、チームの意見を支持している。
イギリス大衆紙『Sun(サン)』は、レース終盤になってチームメートであるセバスチャン・ベッテルに挑みかかるのは止めろと命じたチーム代表クリスチャン・ホーナーを公然と無視したウェバーは、「チーム内の立場を危うくした」と論じる。
ウェバー本人は11日(月)、「あの(命令)には不満だったよ。だって、F1はあきらめたら終りじゃないか」と話している。
ビジネスのやりとりは実質、自身とパートナーのアンさんで取り仕切っているウェバーだが、元ルノーのマネジング・ディレクターを務めたフラビオ・ブリアトーレもマネジャーのひとりとして関わっている。
ブリアトーレは、ポジションを守るようウェバーに指示したレッドブルは正しいと、次のようにイタリア『Sky Sport 24(スカイ・スポーツ24)』に語った。
「まったく、ようこそF1へだよ。私だったら(チームの指示に)従うがね。世界選手権を戦っている以上、何らかの決断はあって然るべき。ドライバーは、今乗っているクルマが誰のものか考えた方がいいね。しかもチームには数百もの人間が働いている。(ドライバーは)そうした面を尊重しないと」
また、ブリアトーレは、イギリスGPで優勝したフェルナンド・アロンソについて、今後の予想を語った。フェラーリはベッテルを追い詰めるまでいかないだろうと示唆し、次のように話している。
「彼(アロンソ)は最終的に2位か3位に入るかもしれないが、タイトルを取る可能性はないね。だいたい、もう選手権なんか終わったも同然だ」