ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が、F1復帰後は以前よりもゆったりとした姿勢でF1に臨めていると語った。
シューマッハは、2006年までの最初の現役期間においてタイトルを7回獲得し、通算勝利数を91勝にまで伸ばすという超が付くほどの大成功を収めたが、当時は非常に激しく、また時として冷淡な性格な人物として知られていた。
42歳となったシューマッハはケルンのタブロイド紙『Express(エクスプレス)』に、メルセデスGPからF1に復帰した2010年以降の自身の性格に関する質問を受け、次のように答えている。
「以前に比べればいくらか穏やかになったのは事実だよ。間違いないね」
しかし、それはシューマッハが真剣さを失ったということではないという。
「いろんな経験をして、単純に、いつ何が必要かということが分かったのさ」
「集中する必要があるときと、緊張をゆるめていいときを知っているんだ」
そのシューマッハだが、2010年の復帰以後ここまで30レースを戦ってきたものの、いまだ表彰台にのぼることはできていない。