F1インドGPのF1スポンサー料、クリケットより安い

2011年08月20日(土)

インドGPのネーミング・ライツ(命名権)を3年間、取得した地元大手通信会社『エアテル』。その金額は、『Times of India(タイムズ・オブ・インディア)』紙によると850万ドル(約6億5,000万円)となっている。

「この契約は、インド企業がクリケットに支払うスポンサー料に比べれば、かなり安価だ」というのが、インドでの報道だ。

今月に入ってエアテルは、クリケットの国内トーナメント「チャンピオンズ・リーグ・トゥエンティ20」の冠スポンサー料、4,000万ドル(約30億円)を取り下げている。

F1を一手に動かすバーニー・エクレストンは18日(木)、インドGPの開催日程(10月30日決勝)が新しくなったことにより、ゆくゆくは国のクリケット熱と渡りありたいと、次のように希望を述べた。

「関心をあおるには、努力が必要だ。クリケット人気に及ぶのは無理でも、さらに汗をかいて頑張れば、近づくことは可能だ。インドは世界で重要な位置を占めている。いつかここでF1を開きたいと思っていた」

エアテルにとって、クリケットからF1への乗り換えは安く上がるだろうか? 同社重役のサンジェイ・カプールは、否定する。しかし、エクレストンは、新スポンサーの登場に、とても満足そうだった。

報道ではF1とエアテルの関係は3年となっているが、エクレストンは、わざと中身がスカスカの「手抜き」契約にしたと、笑いながら話す。

「われわれが来なくなるまで、永遠に」続けたい、そのようにエクレストンは報道陣に抱負を述べた。

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