ロータス・ルノーGP、ブルーノ・セナとニック・ハイドフェルドの交代を正式発表

2011年08月25日(木)

この数週間にうわさされていたとおり、ロータス・ルノーGPが今週末のベルギーGPにおいて、レースドライバーのニック・ハイドフェルドを控えドライバーのブルーノ・セナと交代させることを発表した。

ハイドフェルドは、今季の契約を結べずにいたが、シーズン開幕直前にロータス・ルノーGPのドライバーであるロバート・クビサがラリーで大クラッシュ。大ケガを負ったクビサはしばらくF1を欠場することが決まり、クビサの代役に選ばれたのがハイドフェルドだった。

開幕前のテストで今季型のクルマが好調なタイムを記録していたこともあり、ロータス・ルノーGP側は当初、今年がF1での12年目になる経験豊富なハイドフェルドに好成績を期待していた。しかし、ハイドフェルドはチーム側が期待したような結果を残せず、ここ最近はチーム首脳から成績などについて厳しく批判されていた。

そのため、ロータス・ルノーGPはハイドフェルドとの契約解除に動き出したと報じられていたが、『Autosport(オートスポーツ)』によると、この48時間でチーム側とハイドフェルドのマネジメントが集中的な話し合いを行い、24日(水)の夜になって合意が結ばれたようだ。

ロータス・ルノーGPから発表された声明には、ベルギーGPでハイドフェルドとセナが交代するとだけ記されており、詳細は現地時間25日(木)の朝に発表されるとのことだ。

セナは、かつてホンダとともに数多くの勝利を重ねたアイルトン・セナの甥(おい)。2010年にHRTでF1デビューを果たし、今年はロータス・ルノーGPの控えドライバーを務めていた。また、ロータス・ルノーGPにはF1直下のカテゴリー、GP2のタイトル争いを繰り広げているロメ・グロジャンも控えドライバーとして所属しており、今後のレースでグロジャンが起用される可能性も指摘されている。

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