フェルナンド・アロンソ「まだ降参するつもりはない」

2011年08月26日(金)

フェラーリのフェルナンド・アロンソが、スパ・フランコルシャンで行われるベルギーGPへの意気込みを次のように語った。

フェルナンド・アロンソ
「休暇が終わって、再びサーキットでの仕事に戻る時がやってきたね。本当に忙しかった7月の後、この2週間の休みがあったおかげで、僕の活力を補充することができたからとても有意義だったよ。家で家族や友達と時間を過ごせるってことは、やはりいいものだね」

「自転車でちょっとしたオーストリアの旅に行ったほかは、特に特別なことはしなかった。今ではすっかり僕の仲間内の間で恒例になっているんだけど、今年はスポーティング・ディレクターのマッシモ・リボラも含めたフェラーリスタッフも何人か参加したんだ。とても楽しめたし、シーズン後半戦に向けてのトレーニングにもなったよ」

「僕がサイクリングを大好きなことはみんな知っていると思うけど、友達と一緒だと最高だよ。それにフェラーリのチーム内でも一緒にサイクリングを楽しんでくれるスタッフを見つけられてうれしかった。誰が勝ったかって? 僕が勝ったよ。でも、ただ僕が日ごろからやってるだけだからなんだけどね!」 

「僕の個人的なスポンサー、サイルストーンのイベントに出席するため、24日(水)の午後ベルギーに到着した。そして夕方にはスパに着く予定だ。バレンシア(第8戦ヨーロッパGP)以降、僕たちはいい結果を残せている。それをさらに続けるためにも、サーキットに戻るのが待ちきれないよ」

「僕たちはマシンにいくつかの新しいパーツを搭載する予定だ。それによって少しでもパフォーマンスが向上することを願っている。僕はタイトル争いの現状をよく理解している。でもだからといってまだ降参するつもりはないよ。僕たちはどのレースでも勝利を目指して戦っているんだ。以前から言い続けているように、ポイントの計算は最終戦が終わったらやるよ」

「ここ数週間の間、ステファノ(ドメニカリ/チーム代表)と何度か話をした。彼はとてもやる気に満ちていたよ。僕も同じ気持ちだし、そのような意気込みは大歓迎だね。難しいシーズン前半戦があって、チームは本来いるべき場所に戻るため、懸命に努力してきた。だからチームのスタッフ全員、そしてファンのみんなのためにも、ぜひともフェラーリのホームグランプリ(イタリアGP/9月11日決勝)にいい結果を持ち帰りたい」

「明日はミハエル・シューマッハ(現メルセデスGP)という、F1とフェラーリの歴史に偉大な足跡を残したドライバーにとって特別な週末の幕開けだ。彼がF1史上で最も偉大なドライバーだと言っているんじゃない。彼が残した7度のタイトルと91勝という驚異的な記録がそれを物語っているんだよ。僕はミハエルに対して尊敬の念を抱いているし、彼と共にレースできることを光栄に思っている」

「僕がマラネロ(フェラーリ本拠地)に来たとき、彼(シューマッハ)とフェラーリのきずなの強さをあらためて感じた。だからこそ、ステファノがこの8月の休暇直前のイベント“Wrooom”で言ったことを特にうれしく思うんだ。2021年になっても僕がF1に残っているかは分からないし、残っているとは言い難い」

「そしてそれが、いかにミハエルのキャリアがとてつもないかをさらに証明している。この機会を通じて彼に今回の偉業に対して心からのお祝いを申し上げたい。20年間の現役は本当に素晴らしい偉業だよ!」

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