今週末のベルギーGPでF1デビュー20周年を迎えるミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)。そのシューマッハの去就をめぐるうわさが絶えることはない。
メルセデスGPの代表であるロス・ブラウンは、シューマッハにはまだ、ヘルメットを置く準備がないと語る。
「ミハエルは偉大なドライバーだが、陰でチームと懸命な作業を続けたような目に見えないことが、彼をワールドチャンピオンにしたんだ」
「もし、選手権を戦える可能性を秘めたクルマをミハエルに与えることができれば、8度のタイトルを手にする位置にいるのは間違いない」
しかし、メルセデスのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグは、シューマッハが母国ドイツの人気レースカテゴリー、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦することも否定しなかった。さらにハウグは、『Sportwoche(シュポルトヴォッヘ)』へこう加えている。
「シューマッハが“自主的に”引退し、面目を保つこともあり得る」
だが、シューマッハがもう少し現役を続け、F1デビュー25周年を祝うこともありえるのだろうか?
シューマッハのマネジャーを務めるサビーネ・ケームは、「ミハエルのことだから、ないとは言い切れません」と述べている。