2011年F1第13戦イタリアGP予選が、9月10日(土)の現地時間14時(日本時間21時)から、モンツァ・サーキット(1周/5.793km)で行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がポールポジションを獲得。小林可夢偉(ザウバー)は17番手だった。
セッション開始時の天候は晴れ、気温29℃、路面温度は43℃。予選Q1は20分の戦いになり、18番手から24番手のドライバーがここで予選を終える。セッションが始まると、各車が次々にタイム計測を始める中、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)が最終コーナーのパラボリカでバランスを崩してクラッシュ。ノーズを壊してピットへ戻ってきた。
その後、マルドナードはノーズを交換して走行を再開したが、残り数分になった段階で脱落する位置にいるのは、新規チームの6台と小林可夢偉(ザウバー)。しかし、可夢偉はセッション終了直前にタイムを更新し、12番手で無事にQ1を通過した。Q1で予選を終えた18番手から20番手は以下のとおり。
18番手ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、19番手ヤルノ・トゥルーリ(チーム・ロータス)、20番手ヘイキ・コバライネン(チーム・ロータス)、21番手ティモ・グロック(ヴァージン)、22番手ジェローム・ダンブロシオ(ヴァージン)、23番手ダニエル・リチャルド(HRT)、24番手ビタントニオ・リウッツィ(ヒスパニア・レーシング)。
Q1のトップ5は、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、マーク・ウェバー(レッドブル)。
予選Q2は15分間の戦いになり、11番手から17番手のドライバーがここで脱落する。ザウバー勢とフォース・インディア勢は、ほかのチームと走行のタイミングをずらし、残り数分になったところで走行を開始。また、可夢偉は1回目の走行では第2セクターでタイムを落とし、17番手となっている。
可夢偉は2周目にタイムを上げたものの、順位は17番手と変わらず。結局、可夢偉は17番手から浮上することができず、チームメートのセルジオ・ペレスとともにここで脱落することとなった。Q2で予選を終えた11番手から17番手は以下のとおり。
11番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、12番手エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、13番手ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)、14番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、15番手セルジオ・ペレス(ザウバー)、16番手セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)、17番手小林可夢偉(ザウバー)。
Q2のトップ5は、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。
予選Q3は10分間の戦いになり、ここでポールポジションが決まる。このセッションでまずコースへ出たのはフェラーリ勢。フェリペ・マッサ、アロンソという順で2台が連なってコースインした。フェラーリ勢が1回目の走行を終えると、ライバルが走行を開始。各車が1回目の走行を終えた段階ではベッテルがトップにつけている。
残り数分になったところでセナ以外の全車がコースイン。しかし、ベッテルのタイムを上回るドライバーは現れず、逆にベッテルが自身のタイムをさらに更新し、2番手との差を広げてポールポジションを獲得した。Q3の結果は次のとおり。
1番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、2番手ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、3番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、4番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、5番手マーク・ウェバー(レッドブル)、6番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、7番手ビタリー・ペトロフ(ロータス・ルノーGP)、8番手ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、9番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、10番手ブルーノ・セナ(ロータス・ルノーGP)。
・【結果】イタリアGP予選、各ドライバーのタイム、タイム差など