ルイス・ハミルトン、度重なる接触の原因を明かす

2011年10月11日(火)

ルイス・ハミルトン(マクラーレン)は日本GP決勝で、またしてもフェリペ・マッサ(フェラーリ)と接触してしまった。ハミルトンはその原因について、自身が操るマシンのサイドミラーにあると認めている。

2011年シーズン、ハミルトンはレース中にほかのドライバーとの接触が多く、その後に接触相手を批判することも少なくないため、ドライビングや振る舞いについて非難する声が高まっている。中でもマッサはモナコGPやシンガポールGPなど、複数回にわたってハミルトンと接触し、マシンにダメージを負ってしまった過去がある。

シンガポールGPの時とは異なり、日本GPでのマッサとの接触に関しては、レースの審判役を務めるスチュワードからハミルトンに対するペナルティーは下されなかった。

シンガポールではマッサに腕をつかまれて呼び止められたハミルトンだが、日本GPでは悪意があって接触したわけではないと語った。

「フェリペに対して悪意を抱いている訳ではない。彼に対しては最大限の敬意を持っている。彼は素晴らしいドライバーだし、今日の彼はとても速かった」

元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、今季これまでハミルトンが繰り返した接触などに関連し、ハミルトンがマシンに乗った時の視界についてハミルトン本人と話をしたことがあると明かした。

「僕は(ハミルトンに)“君は随分低い姿勢でクルマに乗っているけど、十分な視界は確保できているのかい?”って尋ねたんだ。そしたら彼は“低い姿勢でも視界は十分だ”と言っていた。でも、僕は彼の座っている位置が低すぎるために、4分の1近いレースを台無しにしてしまっているような気がする」とクルサードは語った。

同様に、1992年のF1世界王者であるナイジェル・マンセルも、自身がスチュワードを務めていたベルギーGPの予選時にハミルトンとパストール・マルドナード(ウィリアムズ)が接触した件に関して、ハミルトンから事情を聞いたときのことを振り返った。

マンセルは『Daily Mail(デイリー・メール)』紙へ、こう話している。

「私はルイスに“マルドナードをミラーで見たか”と聞いたら、彼は“いいや”と答えた。私が現役だったころは、コース上で私の周りにいるクルマの位置は大体想像がついたものだがね」

「ほかのクルマを目がけて走っていくなんてのは正気のさたじゃない。だからハミルトンが引き起こした問題の中には、彼の視界が原因となっているものもあるのではないかと思ってしまう。いずれにせよ彼はコース上にある自分のクルマの位置取りにもっと注意を払う必要がある」

そして、日本GPでのマッサとの接触を受け、ハミルトンはついに視界の問題を抱えていることを認めた。

「僕が唯一言っておく必要があるのは、サイドミラーから何も見えないってことだ。ストレートでミラーがすごく揺れていた。そのせいで彼(マッサ)がいたなんて想像もできなかったんだよ。だからその点は調べてみる必要があるところかもね」

しかし、マッサはハミルトンの釈明にも興味を示していない。「彼が言ったことはどうでもいい。僕が気にかけているのは彼がしでかしたこと、そしてFIA(国際自動車連盟/F1の統括団体)が今回の件に関して対して発するコメントと、措置だ」と現在の心境を述べた。

またハミルトンは、ベルギーGP決勝で小林可夢偉(ザウバー)と接触した際にも、完全に可夢偉の前へ出ていたと思いこんでいたとして、可夢偉と横並びの状態になっていることに気付いていなかったと認めていた。

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