F1ボス、汚職事件で訴えられる？

2011年10月27日（木）

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F1の権利を悪用して汚職事件を起こした元バイエルンLBの銀行家ゲルハルト・グリブコウスキーの裁判が続いているが、それが終われば次はF1最高権威バーニー・エクレストンに司直の手が及ぶかもしれない。

数年前、F1の所有権が売買された際にエクレストンから多額の資金提供を受けたとして、グリブコウスキーは収賄の罪に問われ、今週にミュンヘンで裁判が始まった。

イギリスの新聞報道によると、グリブコウスキーが有罪となった場合、問題のF1商業権をもともと所有していたバイエルンLBに対して、4,400万ドル（約33億5,000万円）の賠償金を支払わなければならいないと検察側は述べているという。

しかし、これまでエクレストンの信託財産を所有する家族や、エクレストン本人はいずれも、証人として出廷するにとどまっている。そうなると検察側は「バイエルンLBの損害を埋め合わせるためには、エクレストンらを訴えるしかない」と『The Independent（インディペンデント）』紙は報じている。

ところが、「銀行を取り調べたところ、彼らは売買額について了承済みで、取締役会にも話は伝わっていることから、損金回収は一筋縄では行かない」とクリスチャン・シルトおよびキャロライン・リード記者は伝えた。

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