ニューヨーク近郊でのF1開催、テキサスのアメリカGPに影響か

2011年10月27日(木)

ニュージャージーで2013年からのF1市街地レース開催が決まったが、州の後押しで2012年からのF1開催が決まっていたテキサス州オースティンへの影響が注目されている。

2013年にニューヨーク近郊で市街地レースが始まれば、わざわざ専用サーキットを作り、毎年2,500万ドル(約19億円)の助成金まで州に出させたオースティンの立場が危うくなるのではとの指摘を、テキサス州の監査官スーザン・コムズが否定した。

地元の『American Statesman(アメリカン・ステイツマン)』紙によると、「ニュージャージーのレースは、何らオースティンに影響しない」とコムズの広報担当者が語ったようだ。

唯一、開催が危ぶまれる可能性は、2番目のレースもテキサス州内で開催される場合のみだという。

ところがオースティンでのF1開催に反対する法律家のビル・アルシャイアは、その考えに同意していない。

ニュージャージーがF1カレンダーに組み込まれたらオースティンのF1サーキットであるサーキット・オブ・ジ・アメリカズへの助成は「無効」だと、アルシャイアは書簡で次のように述べている。

「州法では、アメリカGPがテキサスでのみ開催される場合に限り、州税の投入が許される」

これについてサーキット・オブ・ジ・アメリカズ側は沈黙を貫いている。

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