3日(木)にジュネーブで開かれたF1委員会で、2012年度に向けて3チームの名称変更が承認された。
これにより、来年から現在のチーム・ロータスは「ケータハム」に、ロータス・ルノーGPは「ロータス」に、そしてヴァージンは出資者であるロシアの自動車メーカーの名称である「マルシャ」となることが決定した。
ブラジル人記者のリビオ・オリッキオが『O Estado de S.Paulo(オ・エスタード・デ・サンパウロ)』に執筆中のコラムに記したことによれば、ロータス・ルノーGPはもはや“フランスの自動車メーカー(ルノー)とは関係がなく”、事実その資金はブローニュ・ビヤンクール(パリ近郊の都市)を拠点にするルノーから借入されている状態だとという。
さらに、『Telegraph(テレグラフ)』は、ヴァージンは今後正式にマルシャという名称に変わるものの、リチャード・ブランソンが率いるヴァージン・グループがこれまでと同様にチームへの資金供給を継続するだろうとし、次のように報じている。
「新しい契約は4年間に及ぶものだと考えられているが、現在ヴァージン・グループは(ヴァージン・レーシングに)資本参加していないものの、今後もスポンサー料を支払い続けるだろう」
これらの変更はF1最高権威のバーニー・エクレストン、FIA(F1を統括する国際自動車連盟)会長のジャン・トッドらに加え、レースプロモーターやチーム、エンジン製造メーカー、スポンサーなどで構成された26人のメンバーによって投票が行われたものだが、12月に行われるFIAの世界モータースポーツ評議会において正式に批准される見込みだ。