「クビサの事故でラリーを走る気がなくなった」とヘイキ・コバライネン

2011年08月05日(金)

チーム・ロータスのヘイキ・コバライネンは、以前ほどラリーに対して情熱を抱いていないと認めた。

2008年から2009年にかけてはマクラーレンに在籍し、2010年から新規参戦を果たしたチーム・ロータスに加入したコバライネン。その契約書にサインする際、「F1だけではなく、ラリーに参戦することを許可する」という条件にこだわっていた。

コバライネンは過去に何度か下位カテゴリーのラリーに参戦した経験がある。しかし、今年の2月に同じF1ドライバーのロバート・クビサ(ロータス・ルノーGP)がラリー参戦中、生命の危機に陥るほどの重傷を負うすさまじいクラッシュに見舞われ、その出来事が自身のラリーへの情熱を奪ったとコバライネンは『motorline.cc』に語った。

「僕はテレビでラリーを観戦するのは好きだよ。でも、今はそれを実際にやりたいとは絶対に思わない。僕たちは皆、ロバートの身に何が起こったのかを知っているからね。だから、現時点ではラリーを走る予定はないよ」とコバライネンは付け加えた。

クビサは、2月にイタリアで行われたラリーに参戦し、クラッシュした際に車体がガードレールを貫通したことで、一時はこん睡状態に陥ったほか、右手の切断が検討されるほどの重傷を負い、今季のF1は欠場中。現在は、F1復帰に向けてリハビリを続けている。

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