若手ドライバー、お金を払って参加したテストは有意義なもの

2011年11月18日(金)

モナコ国籍のステファノ・コレッティは今週アブダビで実施されたF1若手ドライバーテストにトロ・ロッソから参加したが、コレッティはこのテストへの参加実現にあたって支払ったお金は有意義なものだったと考えているようだ。

コレッティ(22歳)は今年のGP2選手権(F1の下に位置するレース)で総合11位となったドライバーだ。コレッティの支援者は今回の若手テストにコレッティを参加させるためにトロ・ロッソに数十万ユーロ(数千万円)を支払ったと伝えられている。

その支払はもちろん、F1に足を踏み入れるためのものだ。

コレッティは『The National(ナショナル)』に次のように話している。

「ドライバーにとってこのような経験が得られるのはいいことだよ。だってこんなことをいつもできるわけじゃないからね」

「ドライバーにとっては大きなチャンスだし、もしそうしたいと思っているドライバーがいるとしたら、ぜひそうすべきだと思うよ。今回のように1日で多くの経験ができることなんて他では考えられないからね」

コレッティは、このテストが単にシートを買っただけだということを否定し、トロ・ロッソのために完了すべき重要な仕事があったと主張している。

「このテストは金のためじゃなかった。だって、金を儲けるのが目的だとしたら、ただ燃料を入れて、タイヤを付けて、そして走らせるだけだよ。僕はたくさんのテストを行ったよ」

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