フェラーリのフェルナンド・アロンソが、サンパウロのインテルラゴス・サーキットで行われるブラジルGPに向けた意気込みを語った。
フェルナンド・アロンソ
「去年は(ドライバーズ選手権で)2位になったけど、誰もそんなこと覚えていない。僕も10年後や20年後に思い出すことはないよ。だから、今年2位になっても、3位でも、4位だったとしても、将来の僕には重要じゃない。ランキングが僕たちの最優先というわけじゃないけど、いいレースにすることは目指していくよ」
「日曜(27日/決勝日)には雨が降るかもしれない。そうなれば、レッドブル、マクラーレン、フェラーリがトップ5やトップ6を独占するような、いつもの展開にはならない可能性もある。もしそうなって、僕たちがいいレースをできれば、ジェンソン(バトン/マクラーレン、現在ランキング2位)からいくらかポイントを奪えるかもしれないけど、ウェバー(マーク・ウェバー/レッドブル、現在ランキング4位)により多くのポイントを獲得されて(ランキング3位から)4位に転落することだってあり得る」
「僕たちにとってあまり重要なことではないけど、僕たちの前にいるドライバーたちが僕らよりも速いクルマに乗っていることを考えれば、将来に向けた自信にはなるかもしれないね」
「今季のチームの戦いぶりや、昨年の弱点をあらゆる面で改善させたこと、そして僕個人の視点から見れば、今年はあまり悪いシーズンじゃなかった。チームは強くなっているし、来年に競争力の高いクルマを手にできれば、タイトルを争うことができると思っている」
「去年は、スタートや戦略があまり良くなかった。レースで保守的な戦い方をしていたんだ。でも今年は、すべての面で進歩することができた。今僕たちに必要なのは、それを証明できるクルマだよ」
「今回勝つのはとても難しいだろうね。でも、僕たちはプロフェッショナルであり、負けず嫌いの集まりだから、勝利を狙っていく。日曜にバイザーを下ろしたら、僕もチームも可能であれば勝利を目指す」