「キミ・ライコネンは本来の場所に戻った」とマネジャー

2011年12月02日(金)

2007年にF1ワールドチャンピオンの座についたキミ・ライコネンだが、2009年シーズン終了とともに当時在籍していたフェラーリを離脱し、世界ラリー選手権(WRC)へ転向するとともに、アメリカのナスカー(NASCAR)へスポット参戦するなどしていた。しかし、このほどロータス・ルノーGPと2013年までの2年契約を結び、ついに来季からF1にカムバックすることが正式に発表されている。

ライコネンのマネジャーであるスティーブ・ロバートソンは、ライコネンのF1復帰について、フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙に次のように述べている。

「本来いるべきところに戻ってきたんだ。個人的な意見を言わせてもらうなら、2009年シーズン後にF1を離れたとき、まだとても若かったし、とても(F1を)うまくやっていた」

「彼はまだF1に大きな貢献ができるし、私たちに可能性を探ってくれと頼んできたときも、常に私たちがその実現に向けて前進するよう働きかけていたよ」

ロバートソンはさらに、その交渉の大半がウィリアムズとの間で行われていたことを明らかにしている。

「われわれがウィリアムズと交渉をしていたことについては、みんなが知っているようだね。彼らとは何週間にもわたって交渉を続けてきていたが、いくつかの事柄について合意できなかったんだ」

「そして、アブダビGPのほんの少し前にエリック・ブーリエ(ロータス・ルノーGP代表)と話を始めた。両者ともに、早く合意に達することを望んでいたんだよ」

ライコネン自身も同じ『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』に対して、初めてブーリエと電話で話したのは11月21日(月)のことだったと明かしている。

「キミはF1に復帰したがっていたから、素早く行動する必要があったんだ。なぜなら残りのシートは少なくなっているし、たくさんのドライバーたちがそれを狙っているからね」とロバートソンは付け加えている。

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