ダニエル・リチャルドのプレッシャーは問題ないとハイメ・アルグエルスアリ

2011年02月08日（火）

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ハイメ・アルグエルスアリ（トロ・ロッソ）が、2011年にトロ・ロッソのリザーブドライバーとしてレギュラーの座を虎視眈々（たんたん）と狙うダニエル・リチャルドの存在は問題にならないと主張している。

リチャルドは、姉妹チームであるレッドブルが運営するドライバー育成プログラム期待の新鋭で、次のトロ・ロッソのドライバーと目されており、今シーズンはトロ・ロッソから金曜のフリー走行に出走する。

そのため、アルグエルスアリとチームメートのセバスチャン・ブエミは、交代でリチャルドに金曜日午前中のフリー走行でのシートを譲ることになるが、アルグエルスアリはこの状況を完全に受け入れていると主張した。

アルグエルスアリは、「彼（リチャルド）の契約は、レッドブルのジュニアチーム事業がとてもうまくいっている証拠だ」と語り、フランスのウェブサイト『autohebdo.fr』へ次のように述べている。

「このプログラムとヘルムート・マルコ（レッドブル／モータースポーツコンサルタント）の決断がなかったら、僕は今ごろF1にはいないよ」

マルコは、ドライバー育成能力の高さで評価を高めているが、ドライバーを切り捨てるのが早いことでも知られる。しかしアルグエルスアリは、そんなマルコに称賛しか送らないようだ。

アルグエルスアリはこのように主張する。

「もちろんそんな話もある。でも、それこそレッドブルのプログラムが僕たちに教えてくれたことなんだ。僕たちにとって、リチャルドやブエミ、それからベッテル（セバスチャン・ベッテル／レッドブル）や僕自身もそうだけど、ほかのドライバーの心配をしないで自分たちのベストを尽くすことが当たり前なんだよ」

そのため、アルグエルスアリは2011年にリチャルドがうまく仕事をこなすことを望んでいるという。

「金曜日のフリー走行に参加することは、彼にとって大きな経験になると思うんだ。僕やブエミと情報を共有するわけだし、もっといいドライバーになって、将来のトロ・ロッソの主要なドライバー候補になるよ」

サッカーを引き合いに出してアルグエルスアリは、レッドブルのドライバーへのアプローチと、フェラーリのドライバーへのアプローチとを比較した。

アルグエルスアリはスペインの『Diario AS（ディアリオAS）』紙に、「レッドブルはスペインリーグのバルセロナのようなんだ。15歳のときからドライバーを育て、チャンピオンにする」と語り、フェラーリについて次のように述べた。

「フェラーリは（同じスペインリーグの）レアル・マドリードに似ているね。最も報酬の高いドライバーを買ってチームに引き込むんだ」

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