かつてマクラーレンで長きに渡りテストドライバーを務めたペドロ・デ・ラ・ロサが、再びチームに舞い戻るとデ・ラ・ロサの母国スペインのメディアが書き立てている。
来週40歳を迎えるデ・ラ・ロサは、2009年末をもってマクラーレンを離れ、2010年にザウバーのドライバーとしてレース復帰を果たした。
しかし、シーズン半ばにシートを失ってピレリのテストドライバーに就任したデ・ラ・ロサは、ピレリから2011年もテストドライバーを務めるよう依頼されている。
デ・ラ・ロサ自身はF1チームでの仕事を求めていたが、マクラーレンはジェンソン・バトンとルイス・ハミルトンをレースドライバーにし、ゲイリー・パフェットをリザーブドライバーにする現在のラインアップに満足していると先日スペインで報じられた。
しかし、17日(木)にはマクラーレングループの会長であるロン・デニスが、チームのスポンサーとなっているサンタンデール銀行のマドリッド支社に姿を見せた。
『AS』紙によれば、デニスは滞在中にデ・ラ・ロサと会ったのだという。デ・ラ・ロサは、クルマの開発能力を高く評価されており、テストドライバーがF1テストに参加する機会が減った近年も、マクラーレンからの信頼は高いとされていた。