メルセデスGP「現状ではトップ10に入れない」

2011年02月22日(火)

まだシーズンが開幕していないF1だが、メルセデスGPからネガティブな声が聞こえてきた。

19日(土)遅く、メルセデスのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグは、メルセデスGPの2011年型車W02にトップレベルの速さがないことを認めた。

ドイツのメディアは、「もし今日レースがあったら、われわれはトップ10には入れないだろう」とのハウグのコメントを伝えている。

バルセロナで行われている合同テストでは、メルセデスGPのニコ・ロズベルグが3日目のトップタイムを記録していた。しかしハウグはドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』へ、次のように述べている。

「われわれは現在、このクルマがトップ10に入れるほど速くないことはわかっている。しかし、熱の問題から穴を開ける必要があって影響を受けていたほか、ニコはKERS(運動エネルギー回生システム)なしで走っていた」

「新しい空力パッケージが搭載されて、差を縮められる計画だ。表彰台に上がれるクルマになると思う」

また、ロズベルグのチームメートであるミハエル・シューマッハは『Speed Week(スピード・ウィーク)』に、「僕たちの目標は数週間前と同じだよ。このクルマで表彰台に上がりたいし、もしうまくいけば優勝だってできる」と話している。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、メルセデスGPの新車がレースのシミュレーションではレッドブルの新車よりも、1周あたり1.5秒遅いと試算している。

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