ザウバーの技術責任者ジェームス・キーが、同チームに所属する小林可夢偉は頼りになる存在だと語った。
F1のフルシーズンを戦うのは、今年でまだ2年目の可夢偉。しかし、今年はルーキーがチームメートになることから、可夢偉にはチームリーダーとしての役割も求められている。キーによると、可夢偉はこの新しい役割をうまくこなしているようだが、今年からピレリが供給することになったタイヤには苦労した面もあったという。
「彼はタイヤへの適応に少し手を焼いた。彼はセルジオ(ペレス/チームメート)と違い、以前のサプライヤー(ブリヂストン)のタイヤに慣れていたためだ。昨年のF1を戦ったドライバーのほうが、適応はやや難しくなっている」とキーは語る。
だが、可夢偉はタイヤへもうまく適応できたようで、頼りになる存在だとしながら、キーはこう続けた。
「可夢偉はうまく対応している。去年から分かっていたように、テストでもレースでも彼に頼ることができる。彼と働くことができて光栄だ」