トロ・ロッソの表彰台は非現実的とハイメ・アルグエルスアリ

2011年03月16日(水)

トロ・ロッソのハイメ・アルグエルスアリは、自身のチームがまだF1のトップレベルのチームになる準備はできていないと主張している。

何人もの関係者が、革新的な処理を採用しているトロ・ロッソの新車STR6を、表彰台に上がる可能性もあるクルマと評価している。

20歳になるアルグエルスアリは『El Mundo(エル・ムンド)』に「うん、それは聞いたよ」と話し、次のように続けた。

「このクルマはレッドブルに頼らず、自分たちのチームだけで完全に作り上げた初のクルマなんだ。去年のクルマは前のクルマと共通するところがあったからね」

「うまくいっているのは確かだよ。僕は去年のマシンよりいいと思っているけど、まだ本来の実力は分からないな。速そうだけど、開幕戦のオーストラリアGPまではどの位置にいるか正確には分からない」

開幕戦での表彰台も可能かとたずねられると、アルグエルスアリはこう答えている。「それは夢だろうね。でも現実的に、僕たちの相手はフェラーリやレッドブル、メルセデスGP、マクラーレンじゃない」

「僕たちは、予算やほかの面でも彼らとは戦えない。僕たちのライバルはフォース・インディア、ザウバー、それにたぶんウィリアムズかな。それで満足だと思う」

しかしアルグエルスアリにとって2011年の最大のライバルはチームメートのセバスチャン・ブエミだ。2012年には、レッドブルへ昇格する可能性が1人にあり、もう1人は現リザーブドライバーであるダニエル・リチャルドのためにシートを譲らなければならないようだ。

アルグエルスアリは「うん、僕はブエミには勝っていると思う」と主張し、次のように加えた。

「彼(ブエミ)にはすばらしい才能があるし、僕より速いこともあるけど、総合してみるとね。持久力、成熟度、精神的な強さ、リズム…。そういったことをすべて考えると僕のほうが勝っていると思う」

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