レッドブル、アルグエルスアリに奮起を促す

2011年12月15日（木）

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ハイメ・アルグエルスアリ（トロ・ロッソ）には2013年、親チームのレッドブルに昇格のチャンスがある。

21歳のスペイン人ドライバー、アルグエルスアリは、レッドブルから2012年シートの確約を得ていないが、2011年シーズン後半戦に好成績を残したおかげで残留する見込みだ。

アルグエルスアリ自身も、スペインのスポーツ紙『Marca（マルカ）』とのインタビューで、言外にこれを認めている。2013年、マーク・ウェバー（レッドブル）を退けてレッドブルに昇格するには何をすれば良いかとの問いに、アルグエルスアリ次のように答えた。

「どうすればいいんだろうね？　ヘルムート（マルコ：レッドブルのドライバー統括担当）からは、トロ・ロッソで優勝しろだって。日本（鈴鹿）で言われたんだ。だから、がんばるよ。とりあえず（2012年は）20戦あるじゃないか。可能性がいかに小さくてもね」

しかし、仮にレッドブル昇格が現実のものになったとしても、セバスチャン・ベッテルのような独走は想像しにくいという。

「そんな質問をされても、答えられないよ。例えばアロンソ（フェルナンド・アロンソ／フェラーリ）がレッドブルに乗ったらどうなるかは、明らかだよね。でもそれが僕なら、ぜったいに憶測の域を越えないだろ？　だから、何も言わないほうが身のためだ。ひとつだけ言えるとしたら、もし、あるドライバーがベストのマシンに乗るとしたら、それは彼にその価値がある証拠だ」

FIA（国際自動車連盟）はエキゾーストブローや可変ウイングの規制に躍起となっているが、アルグエルスアリに言わせると、おそらくベッテルは、2012年も最高のマシンを手に入れるのだそうだ。

「いつの日も、最高は最高に変わりない。現代では（マシンデザイナーのエイドリアン）ニューイが、それだ。彼は天才であり、芸術家さ。レッドブルの圧倒的優位が揺るぐはずはないよ」

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