レッドブル昇格の夢を捨てないハイメ・アルグエルスアリ

2011年11月08日(火)

トロ・ロッソのハイメ・アルグエルスアリは、今季限りでトロ・ロッソのシートを失うかもしれない立場に置かれているものの、依然としてレッドブルへ昇格する夢を捨ててはいないようだ。

世界的エナジードリンクメーカーであり、現F1チャンピオンチームのレッドブル・レーシングを保有するレッドブルが運営している第2のF1チームであるトロ・ロッソでは、来年のドライバーラインアップはまだ完全に白紙の状態だ。

アルグエルスアリに加えて、現在のチームメートであるセバスチャン・ブエミ、そして現在はHRTからエントリーしているダニエル・リチャルド、それにレッドブルの育成ドライバーであるジャン・エリック・ベルニュの4人がシートを争っているとされる。

しかし、アルグエルスアリはチームメートであるブエミよりも経験は少なく、ブエミよりも後からトロ・ロッソでデビューしたにもかかわらず、今季はそのブエミよりも現時点で11ポイント多く獲得。ブエミよりは、アルグエルスアリの方が優位な立場にいると考えられそうだ。そしてアルグエルスアリ自身も自信を持っているようで、ブラジルの『Totalrace(トータルレース)』へ次のように語っている。

「僕の目標はレッドブルとの関係を続けることだよ。彼らと一緒にいたいし、彼らに勝利をプレゼントしたいんだ」

「僕は若くしてF1にデビューしたけど、チームと同じように進歩した。チームはドライバーがいなければどうしようもないし、ドライバーだってチームがなければダメなんだ」

そのアルグエルスアリが2012年に向けて期待していることは、トロ・ロッソがそのドライバーとして自分を指名してくれることだ。

それどころか、アルグエルスアリはF1チャンピオンになることも目標にしている。しかしそのためには「(もっとよい)クルマが必要だし、いつかレッドブルがそれを与えてくれることを期待している」と話した。

現時点ではトロ・ロッソ残留を望んでいるアルグエルスアリだが、レッドブルへの昇格は「将来の夢」であるとし、それがかなえば「3年か4年でトップ争いができるようになるだろう」と加えている。

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