フォース・インディアのエイドリアン・スーティルが、2011年F1開幕戦オーストラリアGPに向けた意気込みを語った。
Q:エイドリアン、冬のテストでのVJM04(2011年型車)はいかがでしたか?
エイドリアン・スーティル:包括的なテストをたくさんやったし、タイヤについてもたくさん作業をした。タイヤのことを理解するのはとても重要だからね。クルマの信頼性は高い。序盤戦ではこれが大きな武器になるから、前向きなことだよ。
スーティル:でも、まだまだスピードを高める必要がある。開発やクルマの空力面を理解するには、もう少し時間がかかるけどね。そういった意味では、開幕からの数戦は少し厳しくなるかもしれないけど、すぐに僕たちのペースも速くなるよ。
Q:新ルールによって、今年のレースがどのように変わると思いますか?
スーティル:新ルールはかなり面白いと思うよ。予選やレース中にドライバーは、今までよりもたくさんのボタン操作に集中しないといけないから、挑戦しがいのあるものになるね。でも、僕はそういったことが好きだし、これまでにもうまく対応できていた。
スーティル:新ルールによってパワーが増すから、特にストレートでクルマはこれまでより速くなる。これはいいことだよ。追い抜きをしやすくなるだろうし、ピットストップの回数は増えると思う。興奮するようなレースが増えるだろうね。
Q:オーストラリアに向けて、どんなことを期待していますか?
スーティル:去年はギアボックスにトラブルが出ていたから、今年はレースを完走したい。開幕戦を完走すると、シーズン開幕を実感できるから、気分的にもいいものなんだ。去年は、雨の影響で混乱のレースになっていた。完走したのは10台くらいだったんじゃないかな。だからこそ完走することが重要だと思っているんだ。完走すれば、ポイント獲得の可能性が高まるからね。