F1中国GP決勝でDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を使用できる区間が発表された。これまでの2戦では、ホームストレートでDRSの使用が認められていたが、今回はバックストレートが使用区間に指定された。
レース中の追い抜き増加を目的に今季から導入されたDRS。フリー走行や予選では自由に使用できるが、決勝では使用が制限される。前を走るクルマの1秒以内に接近した場合のみ、指定された区間でDRSを作動させることが可能だ。
前車との車間を計測する地点や、DRSを利用できる区間は、コース形状などを考慮し、コースごとに判断される。『pitpass.com』などの報道によると、中国GPの場合は、12コーナーで前車との車間を計測し、バックストレート上でDRSを作動できるようになる。
中国GPが行われる上海のバックストレートは約1.2kmという非常に長いものだが、DRSを使用できるのは、その約3分の2にあたる0.56マイル(約900メートル)になるとのことだ。