F1バーレーンGPの年内開催が可能か判断するための期限は切れたものの、オーガナイザー側は年内開催の可能性を否定していない。
当初、2011年シーズンのF1開幕戦になる予定だったバーレーンGP。しかし、大規模な反政府デモが発生した影響から、バーレーンGPのオーガナイザーはレースの延期を決定。統括団体FIA(国際自動車連盟)はバーレーン側に対し、5月1日(日)までに年内のレース開催が可能か判断するよう指示していた。
だが、判断の期限に設定された1日の時点でも、バーレーンでは反政府デモが続いており、レース開催は不可能だという意見もある。しかし、バーレーンGPの舞台バーレーン・インターナショナル・サーキットのザイド・ラシード・アルザヤニ会長は、状況が改善していると語った。
「国内の情勢はいい方向へ向かっている。状況は刻々と進展しており、国家安全事態宣言(非常事態宣言)のもと、われわれの日常生活も徐々に改善している状態だ」とアルザヤニ会長はコメントした。
オーガナイザーからは、「ごく近い将来」にレースを開催する可能性があるとの声明が発表されているものの、FIA側からのコメントは得られなかった。