ポルトガルのアルガルベ・サーキットで8日(日)、FIA GT1世界選手権の第3戦が行われ、JRモータースポーツのニッサンGT-Rを駆るルーカス・ルアー/ミハエル・クルム組が優勝。GT-R陣営に今季初の優勝をもたらした。
前日に行われた予選では、もう1台のJRモータースポーツGT-Rのリチャード・ウェストブルック/ピーター・ダンブレックがトップに。エンリケ・ベルノルディ/リカルド・ゾンタのスモーパワーGT-Rが2番手、ルアー/クルム組が3番手、もう1台のスモーパワーGT-Rのジェイミー・キャンベル・ウォルター/デビッド・ブラバム組が4番手になり、GT-R勢は4台参戦の中でトップ4独占という圧倒的な強さを見せた。
その後行われた予選レースでは、ウェストブルック/ダンブレック組がポールからトップの座を維持してゴール。ルアー/クルム組が2位、キャンベル・ウォルター/ブラバム組が3位に入り、GT-R勢で表彰台を独占。GT1が世界選手権になって以来、同一メーカーでの表彰台独占はこれが初めてという快挙だった。
そして迎えた決勝レース、ポールからトップを快走していたウェストブルック/ダンブレック組だったが、ギアボックスにトラブルが発生し、ピットストップ後にはルアー/クルム組に抜かれてしまった。その後ウェストブルック/ダンブレック組は、リタイアとなっている。
このままルアー/クルム組が優勝、2位にはヤングドライバー・アストンマーチンDB9のシュテファン・ミュッケ/ダレン・ターナー組。3位はキャンベル・ウォルター/ブラバム組となり、GT-R勢が1-3フィニッシュを達成した。
この結果、オールインクル・ドットコムのランボルギーニ・ムルシエラゴを駆るマルク・バッセン/マルクス・ヴィンケルホック組がドライバー部門の選手権トップを維持。チーム部門でも、アストンマーチンDB9を走らせるヘクシスAMRがトップの座を守った。
FIA GT1世界選手権開幕戦アブダビ、決勝レース フル動画
GT1 Championship Race from Portimao, Watch Again 投稿者 GT1