WRC第5戦ラリー・イタリア・サルディーニャ、セバスチャン・ローブが優勝 キミ・ライコネンは不参戦

2011年05月10日(火)

WRC(世界ラリー選手権)の第5戦ラリー・イタリア・サルディーニャが5月5日(木)から8日(日)にかけて行われ、シトロエンのセバスチャン・ローブが優勝。キミ・ライコネンは不参戦だった。以下、プジョー・シトロエン・ジャポンのプレスリリース。

メキシコ、ポルトガル、ヨルダンに続き、シトロエンDS3WRCはグラベルで4連続となる勝利を手にしました。セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組は3日間とも先頭スタートという悪条件のなか、優勝したのです。この勝利で世界ラリー選手権(WRC)ドライバーズポイントでのリードが一層広がりました。

セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組は4位フィニッシュ。マニュファクチャラーズタイトル争いのトップを行くシトロエン・トタル・ワールドラリーチームにとって貴重なポイントを加算しました。

2日にわたる長い戦いを終え、最終日は短距離での勝負となりました。先頭スタートのセバスチャン・ローブでしたが、デイ2でのミッコ・ヒルボネンのタイムが修正され、2位のミッコとの差はわずか23.8秒。最初のステージは短いガルーラ、最後にパワーステージとしてもう一度走るコースです。7度の世界王者に輝くローブはここでも先頭スタートというハンディを負い、数秒をロスしてリードは20.2秒となりました。

「次のモンテ・オリア(SS16)は、先頭スタートがそれほど不利に働かなかった。僕に選択肢はなかった。とにかくプッシュして、ヒルボネンの反撃をかわす必要があった」とローブは振り返ります。「SS17では、いきなり全開で行った。そのうちヒルボネンが追いついてこないことに気づいて、最後の方はちょっと気が楽になった」

表彰台を狙って走り始めたセバスチャン・オジエでしたが、その希望はSS17で消えました。「高速コーナーの出口に小さな道標が埋まっていることに気づかなかった。左のリアホイールがその石に当たって、サスペンションが壊れた。パンクかと思って止まったんだ。続行はできたけど、このステージで1分以上ロスしてしまった。順位を一つ下げただけで助かったよ」

30分間のサービスではメカニックがオジエのシトロエンDS3WRCを修理、残すはパワーステージのみとなりました。ローブはここで3位となり、追加ポイントを手にしました。ローブにとって64回目となる勝利は長いキャリアの中でもことのほか厳しかったといいます。

「何ら特別な戦略を立てずに勝ったのだから、すばらしいよ。初日は先頭スタートという大きなハンディを背負っての始まりだった。昨日と今日はリードし、少しずつ貯金を増やしていった。そのためには、スタートからフィニッシュまで全開で踏み込まなくてはならなかった。マシンの調子がよかったから、思い切りいけたよ。もちろんとても苦しい瞬間もあったから、終わってほっとしている」

30分間のサービスではメカニックがオジエのシトロエンDS3WRCを修理、残すはパワーステージのみとなりました。ローブはここで3位となり、追加ポイントを手にしました。ローブにとって64 回目となる勝利は長いキャリアの中でもことのほか厳しかったといいます。

「何ら特別な戦略を立てずに勝ったのだから、すばらしいよ。初日は先頭スタートという大きなハンディを背負っての始まりだった。昨日と今日はリードし、少しずつ貯金を増やしていった。そのためには、スタートからフィニッシュまで全開で踏み込まなくてはならなかった。マシンの調子がよかったから、思い切りいけたよ。もちろんとても苦しい瞬間もあったから、終わってほっとしている」

オジエは4位を死守、ドライバーズ、マニュファクチャラーズ両方に有効となるポイントを獲得しました。「表彰台は果たせなかったけど、4位という順位自体は悪くない。僕は他のドライバーに比べてこのラリーの経験が少ない。これまで不運続きだったこのラリーで絶対完走するんだ、と意気込んでいたから、最後までリラックスはできなかった」

「セバスチャン・ローブはすばらしいラリーをしましたね。3日とも先頭スタートで優勝するなんて、ちょっと真似できないパフォーマンスです」と、シトロエンのゼネラル・マネージャー、フレデリック・バンゼは振り返りました。「今日のオジエはあまりついていませんでしたが、しっかりポイントを稼いでくれました。チーム全員が真剣に、力を合わせ、熱意を持って任務を遂行しています。改めてそのプロ意識の高さに感動しました」と付け加えています。

この記事をシェアする

【関連記事】

2011年 F1ニュース一覧 rss

2011年F1ドライバー

2011年F1チーム

世界選手権

フォーミュラカー

市販車ベース