ルイス・ハミルトン、モナコは「F1を最も美しく見せてくれる場所」

2011年05月25日(水)

マクラーレンのルイス・ハミルトンが、モナコGPに向けた意気込みを語った。

ルイス・ハミルトン
「モナコは大好きだよ。子どものころからモナコのレースを見ていたのを覚えている。F1を最も美しく見せてくれる場所だよ。世界で最も厳しく、そして最高なサーキットを全開で駆け抜けるんだ」

「スペインGPでとても良いレースをできたから、今年のモナコGPは期待しているよ。これまでとは違ったレースになるだろうからね。DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)とKERS(運動エネルギー回生システム)、そしてタイヤが組み合わさることで、動きのあるレースになるだろうし、今年は追い抜きや激しいレースを見たいね」

「モナコのDRSゾーン(決勝でDRSを使用できる区間)は、約300メートルだけになると思う。かなり短いし、前のクルマに仕掛けられるほどの長さではないと思う。サン・デボーテ(1コーナー)のブレーキングを始めるころに、ようやく空力が効きはじめるくらいだと思うよ。だから、DRSの効果による追い抜きはあまり見られないと思う」

「でも、タイヤによって追い抜きのチャンスが大きくなり、かなり興奮できるものになると思うよ。トルコのときほど、スーパーソフトとソフトコンパウンドのタイヤが決定的な要素になるとは思わない。ただ、タイヤの性能が落ちることで、追い抜きのチャンスが大きくなるはずだよ」

「それに、タイヤかすについては、みんなが懸念しているほど影響はないと思う。タイヤかすは高速コーナーの出口で発生しやすいけど、モナコは全体的にかなり低速だから、例えばトルコのターン8のように、タイヤかすがたまることはないと思う。今から楽しみだよ」

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