2012年 F1、レース数削減は確実とFIA会長

2011年06月08日(水)

F1統括団体FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長は、現時点での2012年度暫定カレンダーから間違いなく1レースが減るだろうと語っている。

FIAでモータースポーツ関連の意志決定機関になっている世界モータースポーツ評議会は先日、F1史上最多となる全21レースで構成された2012年度の暫定スケジュールを仮承認した。

暫定スケジュールにはバーレーンでの開幕戦や初開催となるアメリカでのレースなどが含まれているが、唯一、「未確定」というただし書きがつけられているのは5月初旬に予定されているトルコGPだ。

最近になって、来年はトルコGPが開催されない可能性もあることが表面化してきた。理由は、F1の商業面を取り仕切るバーニー・エクレストンが要求する開催費用の大幅増額に対し、トルコ当局が合意しないことによるものだ。

来季は21レースが開催されるのかと『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』から質問されたトッドは、「絶対にない」と答えている。

さらに、トルコGPの日程が「ただし書き付き」であるということは、トルコGPがスケジュールから落とされることを意味するのか? との問いに対し、トッドはこう答えた。

「どのレースが無くなるのかはわからない。でも、来季は20レースで行われるだろう」

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