もしマーク・ウェバー(レッドブル)が来年以降チームに残留しないことになれば、トロ・ロッソのドライバーが昇格することがあり得るだろう。レッドブルのドライバー育成プログラム責任者であるヘルムート・マルコが述べている。
ドライバーのセバスチャン・ベッテルをはじめ、チーム代表のクリスチャン・ホーナーや最高技術責任者のエイドリアン・ニューイらレッドブルの中心人物は契約が延長されたにもかかわらず、ウェバーとの契約更新はまだ保留されたままになっている。これはウェバーの成績やモチベーションに対する評価結果が出ていないということのようだ。
レッドブルのジュニア・チームであるトロ・ロッソで生き残りを賭けて戦っているハイメ・アルグエルスアリとセバスチャン・ブエミも、もちろん現時点での最強F1チームであるレッドブルのシート獲得を目指している。
「これは計画的なものだよ。3年前、デビッド・クルサードが引退したときにわれわれがベッテルに対して行ったこと(当時トロ・ロッソに在籍していたベッテルを2009年にレッドブルへ昇格させた)をまたやるつもりだ」
「もちろん、昇格は自動的に行われたりはしない。もしプロとしてのすべての要求事項を満たすことができなければ、レッドブルのドライバーに迎え入れることはないだろう」とマルコは語った。