ロータス・ルノーGPの共同オーナーであるエリック・ルクスが、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)を相手取って正式に刑事告訴した。
きっかけとなったのは、4月に上海のナイトクラブで起きた事件。中国GPに優勝したルイス・ハミルトン(マクラーレン)の記念パーティーで、友人とて出席したスーティルが、割れたシャンパン・グラスでルクスの首に切り傷を負わせたとされている。
スーティルの母国ドイツの『Frankfurter Allgemeine Zeitung(フランクフルター・ アルゲマイネ・ ツァイトゥング)』は22日(水)、ルクスが先週の時点で告訴に踏み切った模様だと報じた。
検察の広報も次のように認める。「スーティル氏を被告とする重障害の訴えが審理中となっている」
スーティルのマネジャー、マンフレッド・ジマーマンは次のようにコメントした。「裁判所が、エイドリアンは誰も襲わなかったと判断することを信じている」
またジマーマンは、ルクスがスーティルのF1欠場を要求したという当初の話し合い以降、法廷外で和解についての交渉はなかったと付け加えている。
『Frankfurter Allgemeine Zeitung(フランクフルター・ アルゲマイネ・ ツァイトゥング)』によると、検察はルクスの告訴を受けて捜査を行い、起訴するかどうか決めるとしている。