2012年からの開催を予定しているアメリカGPのサーキット建設資金を州がねん出するかどうか、地元市議会の投票がその命運を分ける中、事態は好転の兆しを見せている。
アメリカGPの開催地に予定されているオースティンの市議会は、テキサス州政府からの資金援助を受け取るか、先週に投票する予定だった。しかし、この投票は1週間延期されていた。
『Austin American Statesman(オースティン・アメリカン・ステイツマン)』紙によると、先週に投票が回避された背景には、オースティン市とF1プロジェクト側のあいだで環境対策の同意がなされておらず、市にとって懸念材料のひとつになっていたのだという。
しかしながら、「オースティンの歴史上、もっとも強力な持続可能性(サステイナビリティ)を有する環境基準」の実現について同意に達したとの発表がされたのである。
市議会は現地の29日(水)、プロジェクトの認可および州によるサーキット建設費用負担の可否を投票で決める予定だ。