10日(日)に行われたインディ第9戦で、KVレーシング・テクノロジーの佐藤琢磨は、序盤にダニカ・パトリック(アンドレッティ・オートスポーツ)と接触したこともあり、20位に終わった。以下、ホンダのプレスリリースより。
インディカー・シリーズ参戦2年目の佐藤琢磨(KV Racing Technology-Lotus)は、昨年もトロントでは予選が18番手と苦戦気味でしたが、今年も19番手からという後方スタートとなりました。プラクティス、予選を通して思い通りにマシンセッティングを向上させることができなかった佐藤は、決勝に向けて大胆にセッティング変更。しかし、レース序盤の7周目にターンでダニカ・パトリック(Andretti Autosport)と接触してしまいました。それでも、チームはダメージを修理して佐藤をレースへと復帰させ、20位でのゴールを果たしました。
佐藤琢磨(20位)「ターン3のアクシデントは、相手がアウト側に動くという読みもあってのものでした。コースがとてもバンピーでリスタートではタイヤも温まりきっていない状態なので、本当にバトルは難しいものとなっていました。昨年のトロントが序盤でのリタイアでしたし、2種類のタイヤのパフォーマンスを確認するためにも、マシンを修理してレースに復帰しました。決勝用に向けてのマシンセッティングは、朝のファイナルプラクティスからさらに変更をしていきましたが、まだ本当にいいという状態にはなっていませんでした。次のエドモントンは、バンピーなコースといってもトロントとはキャラクターの異なるものなので、今回よりもよい戦いをすることができると思います」