F1最高権威、2012年カレンダー再考を望む声を突き放す

2011年08月03日(水)

F1チームは2012年のグランプリ開催予定カレンダーの再考を求めて交渉を望んでいるが、F1最高権威のバーニー・エクレストンは取り合うつもりはないようだ。

先日発表された来季のカレンダーでは、たった10週間で「フライアウェイ」と呼ばれるヨーロッパ以外での遠征レースを7つこなさなければならず、その間に4つの大陸を移動しなければならない。このカレンダーに対してFOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)副代表のエリック・ブーリエ(ロータス・ルノーGP)を含む関係者が「再考を」と求めている。

「チームの間ではすでに考えがまとまっていて、いくつかの代案を出すこともできる」とブーリエはそう明かす。

一方、エクレストンはレースの開催順変更を求めるチームの依頼をはねつけている。

「カレンダーを決めるのはチームではなく、私だ。チームが提案を携えて私の元に来ることはできない。そう私が決めた。誰が何かするとしても、それは私以外にはいない」とのエクレストンの発言を『SID』通信や『sport1.de』などのドイツ語圏メディアが伝えている。

2012年第13戦イタリアGP(決勝:9月9日)がヨーロッパでの最終戦となり、第14戦シンガポールGP(決勝:9月23日)から最終戦となる第20戦ブラジルGP(決勝:11月25日)まで、約2カ月の間に、7つのグランプリが組み込まれている。

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