F1最高権威のバーニー・エクレストンは、将来的にF1が年間20戦以上になる可能性があると明かした。
もともと、2012年のカレンダーは前例のない21戦が予定されていたが、FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長がグランプリ数を減らすように求めたため、チームと合意のあった年間20戦で折り合いがついた。
事実、ハンガリーGPのパドックを駆け巡った最新のカレンダーではトルコGPの開催が見送られ、年間20戦となっていた。
スタッフの疲弊を懸念するチーム側は、年間レース数を最大20戦に保つことを望んでいる。
しかし、ウィリアムズの会長であるアダム・パーは今週、グランプリの形の変遷と共に年間レース数は「少し増えるかもしれない」と明かした。
さらに、レースカレンダーに決定権を持つエクレストンは『Daily Express(デイリー・エクスプレス)』紙に「年間21戦を開催する可能性もある」と話している。
エクレストンは、モナコGPなどの馴染み深いグランプリの開催を見送る可能性が出てくれば、チーム側もレース数の増加に賛成するだろうとの見方を示した。
「カレンダーからモナコGPをなくさなければならないとすれば、チーム側も(レース数の増加に)ノーとは言わないだろう」