2012年にアメリカGPが開催される予定となっているオースティンのサーキットでは、工事が中断している、とアメリカの地元紙『Statesman(ステイツマン)』が伝えた。
エリック・デクスハイマー記者によると、ここ数日アメリカGPを行う予定のサーキットで工事が行われていないと話す「匿名電話が複数」入ったのだという。
そのうちのひとりが「プロジェクトの契約の大半を握っているオースティン・コマーシャルが先週、下請けを集めて数週間の休暇を言い渡した。下請け業者に賃金は払われていない」と明かしたことが報じられている。
しかし、サーキットの広報担当ジョン・ハーンは、このような匿名の情報は見当違いとして、プロジェクトは現在も進行中だと話す。
ハーンは、好天が続いたために初期工事が予定よりも早く進んだことから下請け業者に「次の作業まで数日間待機してもらう」必要が生じたのだと言う。
「支払いスケジュールと工事のスケジュールを合わせるための措置だ」とハーンは続けた。