F1イタリアGP審査委員、ミハエル・シューマッハの違反を見逃す

2011年09月19日(月)

イタリアGPでミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が見せた防御行為はペナルティーの対象となりえたはずだが、審査委員会はこれを見逃した可能性がある。

モンツァの審査室で第3の審査委員(スチュワード)を務めていたアイルランド人の元F1ドライバー、デレク・デイリーの証言だ。

先週末のレース以来、多くのF1解説者や関係者は、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)とのバトル中にシューマッハが見せた行為にペナルティーを適用すべきだったと口々に言っている。

審査委員たちは多忙だったと、デイリーは『Daily Mirror(デイリー・ミラー)』紙へ次のように語った。

「審査委員長のチャーリー・ホワイティングは、第2シケインで起きたマッサ(フェリペ・マッサ/フェラーリ)とトゥルーリ(ヤルノ・トゥルーリ/チーム・ロータス)の事故を検証するよう言ってきた。それをスローモーションで確認中に、われわれはシューマッハとハミルトンを見逃したんだ」。

また『The Sun(サン)』紙にデイリーは、自宅に戻ってテレビでシューマッハの動きを確認したところ、あれはルールで禁止されている「明らかな二重ブロック」だったと次のように語っている。

「シューマッハは何回も警告を受けていた。あれはドライブスルーのペナルティーものだったよ。チャーリーには悪いことをした」

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