小林可夢偉(ザウバー)が、入賞を逃したシンガポールGPを振り返りつつ、日本GPに向けた抱負も語った。
この数戦は入賞できず、ノーポイントのレースが続いている可夢偉。自身の公式ウェブサイトに掲載したレースレポートの中でも、確実にポイントを獲得することが大事だと心がけていたと明かす。
しかし、予選ではクラッシュ。これについては、「2セット目の新品タイヤを入れる前だったから、もうちょっと試してみようと思っていったのがダメでした。調子がよかっただけにチームにも本当に申し訳なかったです」と語り、「完全に僕のミスです」とミスであることを認めた。
そして迎えた決勝、この数戦で問題となっていた戦略ミスがまたも繰り返されてしまう結果に。
「できればなんとかトラフィック(前をふさがれ、自分のペースで走れない状態)から抜け出せていたらよかったんですけど、セーフティカーが入って今度は戦略がうまくいかなかった」
「レースは最後までよくわからないまま終わってしまったんですけど、レース後のミーティングでセーフティカーが入ったときに、ベッテル(トップを走っていたセバスチャン・ベッテル/レッドブル)の位置を見失っていたとの説明がありました。同じタイミングで入ってしまったので周回遅れを取り戻せなかったし」と可夢偉は悔しがる。
だが、次は母国の鈴鹿サーキットで開催される日本GP。「とにかく次の鈴鹿では週末を通して普通に過ごせれば大丈夫です」と可夢偉は力強く語り、次のように抱負を述べた。
「僕もチームも楽しみにアップデートが入るし、僕自身なんとか去年以上の結果を出してファンのみなさまの期待に応えたいし、うまく終盤戦に弾みをつけたいと思います。みなさま応援よろしくお願いいたします」
日本GPは、10月9日に決勝が行われる。