シンガポールGP決勝でフェリペ・マッサ(フェラーリ)と接触し、マッサの怒りを買ったルイス・ハミルトン(マクラーレン)。だがそんなハミルトンもレーサーとしてマッサを尊敬していることに変わりはないようだ。
シンガポールGPでは予選でも接触していた両者。レース後に話をしようとマッサがやってきた時、ハミルトンが振り払うようにしてメディア対応も終わらないうちに立ち去るなど、和やかとは言えない様子も伝えられていた。しかしそのハミルトンが、イベント参加のために訪れたインドでやっと口を開いた。
「マッサは怒っていたようだね。レース後の行動(話しかけてきたマッサがハミルトンの腕をつかむような素振りをした)は少しやりすぎだ。だから僕は相手にしないでその場を立ち去ったんだよ」
「F1は、とても競争の激しいスポーツだ。こういう事も必ず起こる。彼のとった行動は良くないけれどフェリペのことは今でも尊敬しているよ」
また、マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュはシンガポールGPのレース後、アクシデントの絶えないハミルトンについて「今年は彼にとって良いシーズンとは言えない」とコメントした。