トロ・ロッソのハイメ・アルグエルスアリは、韓国インターナショナル・サーキットで行われた韓国GP決勝を11番手からスタートして7位になった。
ハイメ・アルグエルスアリ
「チームが素晴らしい働きをしてくれたよ。それは今週末だけの話じゃない。改良したマシンで臨んだ先週の鈴鹿(日本GP)でもそうだった。日本GPではその性能をすべて引き出せなかったけれど、そこからわずか数日で大きく前進させたんだ」
「予選では良い走りをできていた。それから今日は、タイヤの性能低下のこともあまり心配していなかったんだ。ピットストップ2回という戦略は的確なものだと信じていたし、実際にうまくいった。直線でのスピードも素晴らしくて、そのおかげでニコ(ロズベルグ/メルセデスGP)を最終周に追い抜くことができたんだ」
「ニコに比べると、僕はセクター2で少し苦しんだ。だから彼に対してDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を作動させられる位置(1秒以内)まで近づくために、KERS(運動エネルギー回生システム)の使用をすべて1コーナー後までとっておいた。KERSとDRSをフル活用して、ようやく最後に追い抜けたよ」
「抜けるとは思っていなかったし、期待していなかったんだ。でも最後にもう一度トライしてみたらできた。でも、あの周回に彼が小さなミスをしていたことも要因の1つだね。そこに最高のピットストップという要素も加わってこの素晴らしい結果が生まれたと思う」
「一生懸命働いていたチーム、特に新しい部品をうまく組み合わせてくれた、メカニックのみんなのことを考えると、本当にうれしいよ。ザウバーにもさらに近づけた。あと3戦残っているけれど、今日のように走って10位以内で終えることができたら、(チームランキングで)逆転できるんじゃないかな」