F1第18戦アブダビGPフリー走行2回目、詳細レポート

2011年11月12日(土)

2011年F1第18戦アブダビGPフリー走行2回目が、11月11日(金)と現地時間17時(日本時間22時)から90分間、ヤス・マリーナ・サーキット(1周/5.554km)で行われ、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップ。小林可夢偉(ザウバー)は10番手になった。

セッション開始時の天候は晴れ、気温27℃、路面温度は30℃。セッション開始と同時に各車が走行を開始。開始約15分で1回目の走行を終えた時点では、1分40秒197を記録したセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップ。ベッテルを含め、多くのドライバーがソフト側のタイヤを装着している。

その後、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が1分40秒141を記録してトップに。トップタイムを記録すると、アロンソはピットへ戻った。また、2本の長いストレート後にあるシケインでミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)がコースオフを繰り返した。しかし、シューマッハは攻めた走りをしておらず、何かをテストしている中でコースオフしたと思われる。

開始約30分、日没が近くなってあたりが暗くなり始め、照明の光が目立つようになってきた。また、フェラーリは前戦インドGPで話題になったフロントウイングの振動に対応してきたとのコメントを残しているが、このセッションでもフェリペ・マッサ(フェラーリ)のフロントウイングが激しく振動している。

開始約35分、アロンソが自身のトップタイムをさらに更新。アロンソが記録したタイムは1分39秒971だった。その後、開始約50分でルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップに。しかし、そのすぐ後にルイス・ハミルトン(マクラーレン)1分39秒586を記録してトップタイムを塗り替えた。

開始約55分、ベッテルが1コーナーでクラッシュ。ベッテルは1コーナーへのブレーキングでリアが流れるにバラスを崩し、横向きのまま1コーナーのコース外に設置されたバリアへ激突。当たったのは衝撃を吸収するバリアであるため、クルマに大きな損傷はなく、ベッテルにも大きなケガはないものの、ベッテルはここでクルマを降りた。

開始約65分、アロンソも1コーナーでクラッシュ。ベッテル同様、アロンソも1コーナーでバランスを崩し、横向きのままコースオフしていた。ベッテルがバリアへ横向きで衝突したのに対し、アロンソはリアからバリアへ突っ込んでしまい、クルマに損傷があったようだ。アロンソもここでクルマを降りている。

残り約10分、ベッテルのクルマはすでにガレージへ戻されており、チェックも終了し、再びコースイン。しかし、ハミルトンがセッション中盤に記録したトップタイムを誰も更新できず、ハミルトンがトップでセッションが終了した。小林可夢偉(ザウバー)は1分41秒490を記録し、チームメートであるセルジオ・ペレスの1つ前、10番手で初日を終えている。

【結果】アブダビGPフリー走行2回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

この記事をシェアする

【関連記事】

2011年 F1ニュース一覧 rss

2011年F1ドライバー

2011年F1チーム

世界選手権

フォーミュラカー

市販車ベース