ヴァージンが、2012年のレースドライバーとしてシャルル・ピックを起用すると発表した。
ピックはフランス出身の21歳。今年はF1直下のカテゴリーGP2で2勝を記録し、ランキング4位になった。また、F1アブダビGP後に行われた若手ドライバーテストにヴァージンから参加していた。ピックはこれからの数週間をイギリスにあるチーム本拠地で過ごし、来年2月に始まる2012年シーズン前のテストへ向けた準備を整える。
ピックは次のようにF1デビューが決まった喜びを語った。
「マルシャ・ヴァージン・レーシングでF1へステップアップすることができ、とてもうれしく思っている。ドライバーとしては、常に次のチャンスに向けた準備ができたと感じているけど、先週のアブダビは厳しいテストだった。チームが新しいことを学ぶための素晴らしいチャンスをくれたけど、僕はいい働きをする準備ができていると彼らに対して証明する必要があった」
「自分のパフォーマンスには満足だったし、明らかにチームも満足してくれていた。だから、いいスタートにはなったけど、あれは第一歩にすぎないし、このチャンスに報いるため、懸命な働きを数多く重ねなければいけないことも分かっている」
「このチームが大好きなんだ。テストではうまく協力できたし、とても居心地がよかった。彼らはうまくものごとを進めようとしていて、成功へ向けた決意がとても固いことも分かった。だから、その一員になれるのは、とても特別なことなんだ。テスト開始に向けて、そして僕の初グランプリに向けて準備を整えるため、冬の間にあらゆることに全力で取り組むのが楽しみだよ」
ヴァージンはすでに、現ドライバーであるティモ・グロックとの契約延長を発表しており、来季はグロックとピックというラインアップになる。